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良太郎も思わず泣き出した。やっと自分の死を実感したような感じがしたからだ。せめて、彼女に思いを伝えたかった。すると眩しい光が
「ええ、ここにあてはまる数字をたして」
教室?そう良太郎は自分の教室にいたのだった。辺りを見渡した。美甘…美甘がいた。学校に戻ってきていたのだった。今にも泣きそうな表情で彼女は良太郎が死んだ今でも好きという気持ちを忘れないでいた。良太郎はとてもせつなくなってきた。そして美甘の前にたった。
「ごめんな…平瀬」
ちなみに美甘には良太郎の姿は見えていません。良太郎は一応幽霊だからね。そして美甘の頬を触ろうとしたがやはり触れることができないようだった。
しかしせめて一度くらいキスをしたかったがそしてあえてキスをするふりをしようとした。仮キスだった。感触も何もない透明なキス すると良太郎は美甘と視線があった。なんと良太郎の姿が見えていたのであった。
「先生?」
少し小さい声で呟いた。
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