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僕が彼女の元に運ばれたのは、僕が出来てからお月さまと三回目に出会った次の日だった。
車に乗せられて運ばれたその家は騒がしく、色々な物で装飾が施されていた。
今日は『誕生日』というものらしい。
一度、誰も居ない部屋に運ばれたと思ったら、またすぐに別の場所に運ばれた。
廊下を進み、またどこかの部屋に入る。その部屋には人がたくさん居て、僕の目の前には一人の少女が立っていた。
輝くような笑顔。それが僕が初めて見た彼女の表情だった。
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