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「さて、もうすぐだな。秋津~所沢の左カーブ!しっかり掴まっとけよ!!」 嫌な予感しかしなかった。 もうすぐ急カーブがあるというのに6000は減速しない。 目の前にはもうカーブが迫っていた。 遠心力に耐えられず脱線し転覆する。 そんなイメージか尚人の脳裏をよぎった。 予想通り6000は車体を振り上げようとしている。 尚人は目をつむった。
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