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笑花は仔犬を抱っこしたり追いかけ回したりして仔犬とじゃれていた。
気が付くと広い公園の角で叶夢達が遊ぶ場所から少し離れてしまった。
「ワンちゃんあっちに戻ろっか」
笑花が仔犬を抱き上げた時…
ワン!ワン!ワン!…
笑花が驚き振り向くと笑花の背丈とさほど変わりのない大きな犬が笑花に向かって吠えていた。
(えっ!どうしよう…
怖い怖い怖い…叶夢くんっ!)
幼い笑花の目には自然と涙が溢れ出す。
「うぇ~ん…叶夢く~ん」
笑花は泣き出してしまったがそこは公園の角で樹木に遮られ叶夢のいる場所からは死角になっていた。
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