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サラサラした栗色の髪。切れ長の瞳。スッと通った鼻筋。
誰もが見とれるこのイケメン君。
彼の名は宮田陽介。この学年では俗に言う"王子様"だった。
『あ…宮田君だったんだ』
『この学校の王子様がなぜ同じクラスに…』
そんな2人の気も知らず、陽介は鞄から文庫本を取り出して読み始めた。
(何を読んでいるんだろう…)
気になって文庫本のタイトルを見ようと陽介の方に視線を向けると…
また目が合ってしまった。
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