渡さない

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「何でもねぇよ。ほっとけよ。」 俺が少し冷たく言うと、流鬼は悲しそうな顔で言った。 「ほっとけるわけない!!」 「何でだよ!!あっち行けよ」 1人になりたい 何も考えたくない。 「麗が悲しんでるとこなんか見たくない。‥俺、麗が好き。」 「‥え‥?」 流鬼はいきなり抱き着いてきた。 「ちょ、流鬼?」 「好きなんだよ‥麗が‥。だから‥悲しんでるとこ、見たくない。」
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