渡さない
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―翌朝‥ 俺は葵を起こし、一緒に仕事へと向かった。 葵の目は泣いたせいか、赤くなっていた。 俺は後悔したと思った。 車に乗り込み、俺は助手席に座る葵に言った。 「ごめんな‥葵」 葵は仕事場まで向かう際、一言も喋らなかった。
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