―序章―

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  いや、私の身の上話を聞かせたいわけではない。   悲劇のヒロインを演じてる訳でもない。   これは序章。今これから話すことが本題であって、つくづくその時のツケが回ってきたのだと思った。   死にたいとさえ思ったその時期は私にとっては『時間』だけが進んでいるといった状態。 いわゆる『抜け殻』   いわゆる『無気力』状態で何もする気力がわかなかった。   勉強も運動もしなくなった。   今、思うとホントに失敗だった。勉強をしなかったツケが頭を弱くしたからだ。  
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