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荒い足音の後に戸が勢いよく開いた。
「近藤さん、永倉さん!正門で変な男がっ」
息を荒げ叫んだ。
それほど深刻なのだろう。
汗が額から止めど無く流れている。
「分かった。行こう」
それを察したのか近藤は立ち上がり、戸へ向かった。
その後に永倉も続く。
「自分も行きます」
「ああ、頼りになるよ」
三人の男達が廊下を早歩きで過ぎて行く。
「状況は」
「えー…正門で変な男?といいますか野蛮人が暴れていまして…」
「暴れている?」
「はぁ、一番強い奴を出せ!と吠えております」
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