九月二十二日 明美

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……… ……私 ……生きてる 明美はゆっくりと目を開いた。 「ここは……」 辺りを見回すとそこは101号室である事を認識した。 それと同時に激しい痛みが明美に襲いかかった。 「くっ……」 明美の腹には包丁が突き刺さっていた。 「私……奈緒美さんに……」 明美は天井に視線を送ると溜め息をついた。 「私、死ぬのかな……」
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