五月三日 2 省吾

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201号室― 部屋に入り荷物を置き、とりあえずベッドにゴロンと横になった。 運転疲れもあり軽くウトウトしかけていた時に部屋の電話が鳴った。 「はい。」 「木下省吾様、本日は当館にお越しいただき有難うございます。お食事は一階の食堂にて19時からとなっております。」 「19時ね。わかりました」 電話を切り時計に視線を移した。時刻は17時30分を過ぎたところで夕食にはまだ一時間半ほどあった。 「少し横になるかな」
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