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「君はここの人かね?」
葛西の問いかけに省吾こたえた。
「いえ、宿泊者です。」
「従業員はいないのかな?」
「いるとは思いますがとりあえず封筒を開けて部屋を選ぶみたいですよ。」
二人の会話を聞いていた平井が封筒を開け中身を見た。
「あら?カードキーが2枚入ってるわ。102と207ね。」
「僕のもだ。僕は208と402か」
続いて川喜多も開けたみたいだ。
「僕は…っと。」
葛西が封筒を開けてカードキーを見てみた。
「209と310だ。」
「葛西先生、平井さん、ちょうど連番だし207、8、9にしましょうか?」
そう言うと頷き3人は部屋へ向かっていった。
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