第1章・シバチュウメモリーズ

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照り付ける陽射しは広場に夏を運んで来たその日の朝もいつものように水飲み場で顔を洗っていた この後、人生を変える出会いがあるとも知らずに・・・ 司馬進「仲兄上、今日はお仕事お休みですか?」 司馬懿「あぁ、なんでも今日は曹操様が巡視をなさるらしい。」 司馬進「それで街が騒がしいんですね…」 司馬懿「私達には関係のない事です。さぁ恵達も顔を洗っ・・・幼達はどこへ…?」 司馬進「さぁ?さっきまでここに居ましたが…」 司馬懿「探して来ます。恵達はテントに戻ってなさい。」 司馬進「はい!」 同じ頃・・・ 司馬敏「………(じぃ~…)」 子桓「・・・たべる…?」 司馬敏「……大丈夫…です…。」 夏侯惇「……坊主、お前親はおらんのか?」 司馬敏「ちちはおうちで…幼達はあにうえたちとテントであと1764日たてばおうちにかえれます!」 笑顔で答える司馬敏に夏侯惇はおかしな事を言うガキだ…と言わんばかりの顔をした 夏侯惇「幼達と言うのか…?」 司馬敏「はい!司馬幼達、3才です!」 夏侯惇「・・・司馬…?元気がいいな…俺のを食うか?」 司馬敏「みずしらずの方から物をもらってはいけないとあにうえが……」 夏侯惇「お前がいらんのなら捨てる。」 司馬敏「Σあぁ…ッッ!!」 夏侯惇「ほら食え…(渡)」 司馬敏「あっ…ありがとうございます…。」
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