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「敦子ちゃ~んとお母ちゃんのお手伝いしてた?」千寿は敦子のそばまで来ると、敦子の顔を覗き込んで笑顔で問いかけた。
敦子は駄々こねるように口をとがらせて
「うん、ちゃんと手伝ってたんよ~そしたら母ちゃんサボるなサボるなて怒ってばかりじゃ。あない怒ってばかりいるからお母ちゃんの頭は白髪で真っ白けなんじゃ。千寿姉ちゃんも知ってるじゃろ二軒向こうの良子ちゃんのお母ちゃんなんかあんなに若くて器量がええのにうちのお母ちゃんと同級生なんよ」敦子は鼻に皺を寄せて心底嫌だという顔をした。
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