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夏の暑い日差しも、
夕方になりだいぶ涼しくなってきた夕暮れに、敦子は母親に豆腐を買ってくるように言われ豆腐屋に来ていた。
お店の中では店主が馴染みの客と話し込んでいた。
「今年は本当に暑いね~奥さんとこはもう水神様に御供物の準備できました?」
と店主が馴染客に言うと、馴染み客は首を振りながら「いや~今年はウチの畑が不作であんまりね~お父さんとどうしようかと言っているのよ~」と言った。
2人この調子で話し込んでいて敦子はなかなか声をかけられなかった。
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