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「難破船」という曲のイントロが流れる。 たかが恋なんて 忘れればいい 泣きたいだけ泣いたら…私は愛の難破船… 暗く悲しい歌詞を、ゆりかは何か思いを込めるように歌った。 ゆりかが何か深い悲しみを抱いているという予想を、健吾はこの歌を聴いて確信したような気がした。 中島とサキも黙って聴き入っていた。
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