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恋の芽…
冷たい雪の中に深く埋もれている俺の小さな小さな恋の芽…
その恋の芽は咲く事があるのだろうか…
一度粉々になり冷たい雪の中に埋まってしまった俺の恋の芽…
大好きな人を失う事がこんなにも辛く悲しい事なんだと知った…
もう二度と恋はしないそう思った瞬間だった…
大切な人を一度失うと人は駄目になる俺はその一人だ…
何故こんなにも好きで大切で愛おしいのだろう…
大切にしてきたのにこんなにも簡単に離れてしまうなんて…
あっけなかった一瞬だった…
付き合うまではあんなに悩み苦しんで手に入れた恋…
一度離れたら以外に簡単に忘れられると思った…
俺は忘れられなかった…
心が潰れそうだった…
何度も何度も泣いた血が出るほど壁を叩き付けた…
何度も何度も死にたいそう思った…
楽になれるのなら何でも良かったんだ…
だけど他に女を作ろうとも思わなかった…
あいつ以外は心の中に入って来ないんだ…だれに手を差し伸べられても…
きっと永遠に俺の心は闇の中をさ迷ってるだけ…
そして恋の芽も冷たい雪の中に埋もれたままだ…
太陽の光を浴びる事は永遠に無い…
きっと永遠に無い…
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