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「…………」
金髪少女、無視。しかもさっきより、まがまがしいオーラが出てる気がする。
まあ俺にはどっかのエハラさんみたいにオーラを識別できないから、単に雰囲気でいってるだけだが。
「あの、さ」
金髪少女がため息をつきながら、俺の背後に目を向ける。
「どーせ、社長に言われて仕方なく話しに来たんでしょ? もう帰っていいわよ。誰とも馴れ馴れしくするつもりはないし」
そう言い切って俺は即効帰ると思ったか、イヤホンを耳につける。
しかし、俺は直立不動のまま。
……さすがに、ここまで協調性がないとは思わなかった。今日は厄日だな。
やっぱり見た目なんだな~。
「なんで突っ立ったまんまなのよ。早く帰れ」
と、イヤホンはわざわざ取って話す金髪少女はことごとく嫌そうな顔。
これはあれだ。ツンツンだな。デレが全く出てきそうな気配がない。
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