ギャップ

65/84
前へ
/339ページ
次へ
けど、やっぱり風呂入りたい。考えたらなんか体が汗っぽくなった気がする。 ……どうしよっかな~。 そして、俺は名案を思い付いた。 あの二人は納豆が嫌いである。さすが親子。 ってことは、納豆を魚と野菜炒めの上に乗せればいいのだ。そうすれば、食べられない。 確かに、ご飯とみそ汁は冷める、納豆固まる、魚と野菜炒めがまずくなる、という犠牲は生じてしまうが……。 それはしかたない。多少の犠牲はやむを得なしだ。 ということで、俺は早速まだ容器に残ってる半分の納豆を魚と野菜炒めに入れる。 リビングの二人から「あ~!」「なっ!」という声が聞こえた気がするが、まあ気がするだけで気のせいである。 そして、俺は自分の部屋に戻って着替えを取り、風呂……を通り過ぎてリビングを確認。
/339ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5341人が本棚に入れています
本棚に追加