ギャップ

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……我ながら気持ち悪い事をした。すまん。 けどまあ事件は、会社で働いてる奴しか知らんぞ? もしかしてこいつの親が働いてるのか? 念のため、聞いてみる。 「おっとっ〇の事か?」 「そんなもん、関係ねえよ!」 ……お〇とっとに失礼である。 けど、なんだ? 俺そんな変な事やらかしたか? もしかして歌詞間違ってたりしたのだろうか? 素直に聞いてみたい気がする。 が、とんでもない蛇がでてきそうなのが怖くて、俺は話題をやめとこうとして、 「そういえば、今日から通常――」 「凄かったよねっ」 あえなく失敗。突然乱入してきた女子によって止められてしまった。 その女子は紛れも無く知ってる顔で、俺がこの学校で唯一正体をばらしてしまった奴だった。 つまり鳥谷美保。鳥谷……鳥谷!? 「ん? なんで設楽君、そんな驚いてるのっ?」
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