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どうやら俺のあたふたっぷりを見て、素で爆笑してるっぽかった。
しかしまあ、それがわかるのはこの前本性を見せた俺だけだろう。
現に鳥谷の近くでだべっていたクラスメートは、鳥谷がもどそうとしてるように見えるらしく、鳥谷を変な顔で見ながら離れて行く。
……ざまあみろ。俺を笑った罰だ。
と、心の中で鳥谷を罵って多少ストレスが解消されたのもつかの間、
「……おい、大丈夫か？ 保健室行くか？」
本気で心配そうな目をしながら、吉川が俺の背中を叩き、保健室に誘おうとする。
「だ、大丈夫だ。ちょっと顔が真っ白になっただけで」
慌てて弁解。そしてミス。
「いや、保健室行こうぜ。」
俺の背中を押して、さらに保健室へと連行しようとする。
人間、落ち着く事がミスの減少に繋がる。と一つ教訓を得たのが、この朝休みの収穫だった。
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