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アイドルになった時に社長の進めてきた高校……早退、遅刻、欠席などでも、お咎めがない高校を俺は蹴って、この高校に入学する事になった。
なんで? そんなもんは決まってる。
その高校はそういう『アイドルの卵』みたいな人達がわんさかいる。そこに比較的一般人に近い俺が入ったら――
その先は各々の想像に任せる。わかるだろ?
まあわからないなら、誰かにこの小説を読ませて答えを教えてもらったらいいだろう。
こっちとしては読む人増えて大万歳。そっちは答えがわかる。一石二鳥だ。
……話を戻そう。
ってわけで、無茶を承知でこの高校に入ったっていうことだ。
ちなみに言うと、アイドルの時に『宇佐美圭』と言う偽名を使ってる理由はそこにある。(本名は設楽圭一である)
仮に本名でアイドル活動をしてた場合には、高校でばれてしまう可能性があるからな。
そんなわけで、「アイドルは大変なんだ」ということを理解していただけたら、幸いである。
俺は杏奈の眼鏡についての追求に対し、
「人間の奥底にある、深い感情を知るためだ……」
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