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俺はしたくもないのに机に向かって、小学校以来の前転。
「いっ! ぬぉう!?」
普段使わない声を発しながら、非難訓練でもないのに机に潜り込む。
「ちょっ!」
机から出てくるときには誰かの足に当たってしまい、巻き込んでしまった。すまん、見知らぬクラスメートよ。
しかし、その誰かの足のせいで着地に失敗してしまった俺は、机に戻ってダンゴムシが上に向いてる状態でストップ。
ここでようやく、前転は止まったのだった。
……俺が幼なじみと女神のスカートの中にある神秘を覗いている事がばれなければ、さらなる惨劇はおこらないだろう。(白と黒だった。どっかがどの色かは想像にお任せしよう)
とりあえずその惨劇を起こさないため、俺は目を逸らし、
「つーか、なんだお前は。いきなりチョップって」
せめてもの反撃で、憎まれ口を叩く。
「あんたが! あんたが女子相手にセクハラするのがあかんねやろ!」
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