プロローグ

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4月の桜散る、大雨の日…… 一人の少年は土砂降りの雨の中を傘もささず町中を走っていた。 周りには雨宿りする場所もなく、自分の家に帰るにはまだ時間がかかる… すでに服はびしょびしょで、雨のせいで携帯もすでに壊れていた。 ??「あぁ……最悪だよ…ιι」 いくら愚痴をこぼしても雨が止むわけはなく、ただ早く走って雨宿りできる場所を探す。 ??「……あれ?? ………どうかしたのかな??」 こんな雨の中、電信柱の所で傘をさしたまましゃがみ込んでいる人が見える ??「…………捜し物かな??」 傘の人が気になった少年は電信柱へと近づく するとこの雨音にかき消されることなく少年の耳にある音が聞こえた。 にゃ~………にゃ~…… ??「………ネコ??」
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