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傘をさしている人の顔は見えないが、学校の制服スカートが見えたから女の子だと分かる
??「…お前……1人になったのか??」
女の子だと判断出来る高い声だったが、口調はまるで男の子みたいだ。
??「私も………1人だった…
……だが、今は違う。」
そう言いながら女の子は雨で濡れているネコを抱きかかえると、ネコの首に赤い首輪をしているのが見え、元飼いネコだと分かった。
??「…………私には仲間がいる…
………お前も……来るか??」
女の子の言葉を分かったように『にゃ~』と雨音に負けないぐらいの声を出した
??「よし、来い!!!
今日からお前の名前は『時雨』だ!!!!!」
ネコはまた『にゃ~』と鳴き、女の子の腕を舐めた
??「それは私に忠誠を誓ったと受けとめよう。」
なにを言っているのかよく分からなかったが、女の子がネコを飼うことだけは分かった。
そして女の子はネコを抱きかかえたまま雨が降る町へ消えていった……
そしてその女の子とまた出逢う日は…
……そう遠くない未来だった…
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