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僕は家に戻るととりあえず母親に遅いと叱責されそうなのをお土産といい帰りに買った肉まんで手なづけ食事をすることにした。
親なんて軽い軽い。
母は上機嫌で肉まんを頬張りながら僕のご飯をチンして暖めている。
僕はその間にじっと手のひらを見つめ続けていた。
すると姉の里子が後ろから覗いてきた。
「なに?それぇ?」
里子は僕の手を見ると不思議そうに首を傾げる。
里子は俺より4つ年上の大学生だ。
見た目はかなり可愛くこの前彼氏がいるとか言っていた。
体も弟の僕から見てもなかなかなものでこれでくりくりしたキラキラな瞳で上目遣いで色っぽく見られた日には落ちない男はいないんじゃないという程ソソる容姿をしている。
残念ながら僕に近親相姦の趣味は無いため特に何も思わないがその豊満な胸をグリグリ押し当てて上から覗き込むのは家族だけにしておいた欲しいと切に願ったりする。
「ん~よくわかんね。暗号っぽいけど里子分かる?」
里子は首をかしげたままそして胸を押し付けたまましばらく考えた後
「分かぁんない!!!」
と元気よく叫び居間のソファーへと走り去って言った。
「……子供かよ。」
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