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「アドレスね。ついでに斜め線って言うのはスラッシュだぞ。」
姉は頬をプクッとさせると少しすねているようだ。
恐らく血縁関係でない男なら必殺の武器となるだろう。
「だが、俺には通じない!!!」
「何が?通じないの?」
やべ。声に出てた。僕はバツが悪く愛想笑いをすると
ジェスチャーで"それはこっちにおいといて"をした。
「確かに似てるかもな。参考にするよ!あんがと里子。」
里子はお礼を言われると照笑い浮かべそして何故か眼をつぶった。
「何やってるの?」
「お礼のチューは?」
僕は眼を瞑っている里子を見てあることを思いついた。
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