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「それにあず姉、どうせ行かないから」
「そう!よかったぁ」
俺はその手紙を破り捨てた。
「じゃ、教室行くから」
俺と圭太は教室に行った。
「おはようございます、陽斗君」
仁美がいた。
「おはよう、仁美」
仁美としゃべりながら、席につく。
仁美には朝のことを言わずにおいた。
「おはよう、決闘を申し込まれた陽斗君」
彩だ。
情報掴むのはや!
「お前、いつ聞き付けた」
「朝下駄箱で」
「盗み聞きしてたのか?」
「聞こえてきたのよ」
「それを盗み聞きって言うんだぜ」
圭太、お前俺の台詞取るなよな。
「で、受けるの?」
「受けねぇよ。破り捨ててやった」
「受けちゃいなよ。記事にできるから」
「記事にしてやるなよ、陽斗が泣きそうだぞ」
いや、泣きそうにもなってねぇよ。
「彩ちゃんやめてあげよ、陽斗君かわいそうだよ」
「いいのよ、楽しいから♪」
「マジでやめろ」
「ホントにやめてあげて」
「じゃあ今日は特別、仁美に免じて許してあげよう」
仁美、ありがとう!
「うおら、お前ら!席つけ!」
金さんが教室に入ってきた。
「だいたいお前ら、俺が出てくるまで丸々一ページ使ってんじゃねぇ」
金さん、それは言っちゃダメだ!
とりあえず席につき、ホームルームが始まる。
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