仁義もくそもへったくれもない戦い

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「今日は特になし!じゃま、適当に頑張れな」 いつものホームルームだ。 そして普通に一日が過ぎていった。 次の日も普通に一日が過ぎるはずだった。 その日の昼休み、俺は何故ここにいるんだろぉ? 何故体育館裏にいるんだろぉな。 トイレに行ったらそこで後ろから殴られて……ここに連れて来られたんだ。 「で、お前ら誰?」 「我等は仁美様を守る会だ!」 何だそれ、聞いたことねぇ。 「仁美様は誰の者でもない!皆の者だ!」 「で、俺に何の用だよ」 「夕崎陽斗、我等と戦ってもらう」 いわゆる喧嘩を売りにきたわけだな。 「ふ~ん。頑張ってね、それじゃ」 「逃がすと思うか?」 囲まれた。 どうするか…… 1たたかう 2どうぐ 3こうたい 4にげる にげるは…無理。 4は却下。 どうぐはない、2は却下。 こうたい選手がいないので、3は却下。 たたかうしかない。 どうたたかうかは、ノリだ。 1空手 2少林寺 3柔道 4合気道 5喧嘩殺法 6混成技 答えは6だ。 かかってこいやこの野郎。 「やれえ!」 一気にかかってきた。 ざっと50人か。
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