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腹減ったし、飯食いたいから、さっさと片付ける。
一人目
殴ってきたパンチをかわして顎を平手打ち。
二人目
先制攻撃で蹴り飛ばす。
弧を描いて飛んでいった。
芸術的だ。
三人目
背負い投げ。
これも上手く決まったって…地面へこんじまった。
四人目
攻撃を受け流しそのまま頭から地面に落とす。
五人目、六人目、七人目、八人目
四発同時の正拳突きで一気に倒す。
九人目
裏拳で殴り、十人目踵落しで地面に埋める。
こっからは実況すんのも面倒臭い。
とりあえず乱戦になったとだけ言っておこう。
ホントに義理も人情も仁義もない。
男が次から次へと攻めてきた。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げの激闘だった。ホントにキリがなかった。
「お前で終わりだ!」
最後の一人を背負い投げで倒して50人を全滅させた。
「あ~ダリィ…戻って飯食べよ」
帰ろうとしたら
「待て……」
「なんだよ…」
「合格だ……」
何が合格だよ。
「お前なら、仁美様を守るのに十分だ。安心して任せられる」
守るって…あの…付き合ってないんだけど。
てか、俺は試されていたのか……なんかムカつくな。
「グホァ!
何を…するんだ…」
「ムカついたといか、なんか無性に蹴りたくなった」
鬼だと思いたいなら思えばいいだろ!
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