0人が本棚に入れています
本棚に追加
大丈夫だよ
見上げれば もう
大丈夫ほら 七色の橋
やっと同じ空の下で
笑えるね
靴紐を結びなおす時
風が僕らの背中を押す
空がこぼした
光の向こうに
あのユメの
続きを描こう
左胸の奥が高鳴る
期待と不安が脈を打つ
本当に大丈夫かな
全て乗り越えて
ゆけるかな
大丈夫だよ
見上げれば もう
大丈夫ほら 七色の橋
涙を流しきると
空に架かる
ねぇ見えるでしょ
はるか彼方に
僕にも見える
君と同じの
二つの空が
いま一つになる
やっと同じ空の下で
笑えるね
別々の空を持って
生まれた
記憶を映し出す空
君には君の物語があり
僕の知らない涙がある
もしかしたら
僕が笑う頃に
君は泣いてたのかも
しれない
似たような喜びは
あるけれど
同じ悲しみは
きっとない
「約束」で未来を縁取り
コトバで
飾り付けをする
君は確かな明日を
きっと 誰より
欲しがってた
巡る季節の
ひとつのように
悲しい時は
悲しいままに
幸せになることを
急がないで
大丈夫だよ
ここにいるから
大丈夫だよ
どこにもいかない
また走り出す時は
君といっしょ
「涙のない世界にも
その橋は
架かりますか?」
壁に刻まれた落書きは
ダレカの字に
よく似てた
悲しみを
遠ざけることで
君は
橋を架けようとした
けれど 今
傘を捨てて
目をつぶる
だいじょうぶ
大丈夫だよ
見上げればもう
大丈夫ほら 七色の橋
涙を流し終えた
君の空に
ねぇ見えるでしょ
色鮮やかに
僕にも見える
君と同じの
絆という名の虹が
架かったね
そして
二つの空がやっと
やっと 一つになって
僕らを走らせるんだ
最初のコメントを投稿しよう!