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すると携帯がなりだした私は思わず出てみた
「篤史だけど、覚えてる?」
「篤史」
篤史だった。
「初めてだよね。電話で話すの?今出てこれるかなあ?駅前のそばにある公園で待ってる」
そう言って篤史は電話を切った。私はすぐに家を飛び出した。篤史私はすぐに約束の公園に着いた
「篤史」
「ここだよ!」
篤史は私に駆けよって来た。背中には大きなリュックを背負って。
「その荷物どうしたの?」
二人はベンチに座った。の針は夜10時を指していた。公園は私達二人だけだった。
「ね?まだ俺のこと好きでいてくれてる?」
「うっうん。好き。忘れられない。正直今日また会えて嬉しかった」
「俺さあ。マスミとかけおちしたいんだ!俺、この一週間。両親にマスミとのこと認めてもらおうって努力したよ。結局、ダメだった。あいつらは俺が幸せになることよりも。利益や損得で物事考えてんだよ。結婚だってそうさあ。もう俺はあいつらに利用され縛られたくない。だから」
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