ショート

17/17
前へ
/17ページ
次へ
「うん。待ってる。ずっと待ってる。篤史のこと」 「ありがとう」 篤史は笑っていた。私も笑っていた。 「じゃあさ。最後にしばらく会えなくなる前に。マスミ抱かせて?」 そして私に抱き着いた。 「ダメ!」 引き離した。 「え」 「3年経ってからね。3年経ったら私をあげるから」 「アハハ。3年は長かったね。でもようやく。夢が叶ったよ?」 「もう立派になっちゃって。」 二人はベットの上にいた。3年ぶりだった。 「愛してるよ。マスミは。これからはずっと一緒にいようなあ?」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

204人が本棚に入れています
本棚に追加