ショート

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とりあえず、ゆりは聡を部屋に入れた。 「姉さんと兄さんの寝室見せてもらいたいなあ?」 「え!別にいいけれど」 ゆりは聡を寝室に案内した。そして聡はベッドにダイブした。 「いいなあ。フカフカのベッド。」 「姉さん、俺が一人暮らしって知ってました?」 「あ!そういえば。」 すると聡はゆりの腕を掴んでベッドになげいれた。ゆりはかなりびっくりした。 「あっ」 聡はゆりをじっと見つめていた。するとその瞬間電話がゆりはベッドの横にある受話器をとった 「もしもし?」 聡は黙ったままだった。 「もしもし?ゆりさんですよね?」 女の声だった 「覚えてらっしゃいますか?西座です?」 西座!英司の同僚だった。顔はあまり覚えていないけど。 「あっこんばんわ」 一応、ゆりは挨拶をした。 「ところで今日はどうされたんですか?夫はまだ」 「わかっています、まだ帰宅していないんでしょ?八木さん!だって…あ!」 西座は途中妙な声をあげた。 え?」 「もう!えい…じ。そんなしゃぶらないでよ?あん!あ!いきなり吸わないで」 「英司って。」 今!英司って言ったとゆりは思った。 「あなたの旦那と私はずいぶん前から浮気してるの?それじゃあね」 そして、ゆりは電話をきった。聡はゆりに駆け寄った「姉さん、いったい誰から。」 「英司。同僚の女性と浮気しているの?」 「そうなんですか?姉さんはまだ兄さんのこと?」 「もう愛してないと思う。」 「そうですよね?浮気なんかされて。なら別れ…俺が姉さんを慰めてあげようか?」
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