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ゆりはちょっとびっくりした
「私なんて抱きたくないってさっき」
そう確かにさっきそのようなことを言った
「ああ言ったよ?」
「じゃあなんでキスなんて」
「お前があまりにも無防備なんで」
そして耳元で
「今は、お前が抱きたくてたまらなくなる」
「お前の胸を食べたい」
「お前の体の中に入りたい」
「やだ!」
そして再び
ゆりは英司を自分から引き離した
すると突然
英司は包丁を取り出した
「いったい何をするつもりなの」
ゆりは思わず叫んでしまった
「…」
英司は包丁を舌でペロンと舐めた
やだ! 汚い!
まあそれはいいとして
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