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「あんな男。死んで当然なんですよ?」
実の兄に対してあまりのいいぐさ
「姉さんは何も考えず何も気にせず。僕に任せて安心していればいいんですよ?そう…僕の中で」
そして聡はゆりにキスをしようとした
しかしゆりはこばんでしまった
「…」
「‥」
二人は黙ったままだった
「とりあえず姉さんは少し休んでいてください。ちょっと何かおいしいものでも作りますから」
「ありがとう。でも私、やっぱり」
「後悔しているんですか?兄さんを殺してしまったこと」
「…」
「気にしないでいいんですよ。本当」
「…」
ゆりは思わず泣き出してしまった
「ごめんなさい」
そして一時間後、二人は夕食を食べた
そしてゆりはシャワーをあびることにした
ゆりの頭の中は罪悪感でいっぱいだった
本当は殺すつもりなんてなかった
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