ショート

30/40
前へ
/40ページ
次へ
「あんな男。死んで当然なんですよ?」 実の兄に対してあまりのいいぐさ 「姉さんは何も考えず何も気にせず。僕に任せて安心していればいいんですよ?そう…僕の中で」 そして聡はゆりにキスをしようとした しかしゆりはこばんでしまった 「…」 「‥」 二人は黙ったままだった 「とりあえず姉さんは少し休んでいてください。ちょっと何かおいしいものでも作りますから」 「ありがとう。でも私、やっぱり」 「後悔しているんですか?兄さんを殺してしまったこと」 「…」 「気にしないでいいんですよ。本当」 「…」 ゆりは思わず泣き出してしまった 「ごめんなさい」 そして一時間後、二人は夕食を食べた そしてゆりはシャワーをあびることにした ゆりの頭の中は罪悪感でいっぱいだった 本当は殺すつもりなんてなかった
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3444人が本棚に入れています
本棚に追加