第一章 二人の出逢い

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外に出ると丘の上にコテージのような建物が散らばるようにあった。 俺達はその中の一つ、『桜荘』と書いてある家に入った。 後ろを振り返ると、先程までいた大きく白い建物が見えた。 「どうぞ、葦秋君の部屋、真ん中ね」 優しい声だったが、瞳は悲しみの色をうかべているように見えた。
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