第一章 二人の出逢い

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 〇 皐介side 23時30分。 風呂から上がり、俺李麻崎皐介(りまざき こうすけ)はタオルで髪をふきながら1日を振り返っていた。 今日は新しい人が来た。 名前は那珂繼葦秋13才。 インターセクシャルだ。 俺の二つ年下で、森川君や緒形君と同じ学年だ。 学校が同じだから、二人とも俺のことを『せんぱい』と呼ぶ。 おそらく、これからは三人。 皆が同じ学校なのは偶然ではない。
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