第一章 二人の出逢い

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それから三日間、神社や公園を寝倉にし町をさ迷っていた。 食料を買うお金を持っておらず、柿の実の取り残しや、他人の畑から野菜をとって食べた。 悪いとは少しだけ思った。 仕方のないことだとも思った。 食べなければ生きていけない。 俺達マニウトは、何も食べなくても三日ほど活動できるように造られている。 その時の栄養状態にもよるが、睡眠をとることによりマニウトの血が、わずかながらエネルギーを生成するのだ。
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