長編

3/9
前へ
/9ページ
次へ
「え?」 急に何を言い出すのよ。 「‥どうする?解放されたいんでしょ?私から」 「うん」 琉伎奈は満面の笑みで 「あんた、好きな人がいるのよね」 何で急に好きな人の話になるのよ。 「それが?」 「島田大樹」 島田大樹は私の恋人だった 「‥‥‥」 私は黙ってしまった。 「彼を私に譲りなさい」 え!そんなむちゃくちゃだよ。 「そんなぁ!」 「あんたが彼を私に譲れば、開放してあげるっていってんのよ!そしたらもうあんな辛い学校生活送らなくてすむのよ?そんなのもう耐えられないでしょ?」 だけど、私は。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加