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「ここでいいよ」
私は笑顔で言った。
「え?本当にここでいいのか?」
「うん!ありがとう!また明日ね!」
そう言って、急いでその場から逃げ出した。
「ごめんね、大樹。」
突然、絶望感に襲われた。
「別に良いもん、解放されなくても。大樹を失うぐらいなら」
大樹のそばにいられなくなるぐらいなら。
「‥」
すると突然、後ろから布のようなもので口をふさがれた。なんなの。これ。そして壁に押し付けられた。目の前には、若い男が。
「やめて!!」
「結構可愛いじゃん!!」
そう言いながらキスをしようとしてきた。
「いやあ!!!!!」
私は大声で叫んだ。すると、突然。男は誰かに手首を強く掴まれた。
「僕の妹に何してるんです!?」
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