長編

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「お兄ちゃん!!」 その男は実の兄、祐史だった。 「今だ!逃げろ!」 「うん!」 そして私はすぐその場から離れ。遠くから祐史と男に視線を向けていた。 「妹に何をしようとしたんですか!」 「‥」 男は去っていった。私は急いで祐史の元へ。 「お兄ちゃんありがとう!」 「ケガなかった?」 そう言いながら肩に触れた。 「うん!大丈夫」 「さぁ帰ろう」 そして帰宅することにした。 「‥」 「お兄ちゃん」 「うん?」 祐史は笑顔で私を見つめている。 「そっそういえば、日本に戻ってくるの今日だったんだ」 昨日まで祐史はアメリカに留学していた。 「そうだよ?昨日電話でそう言わなかったっけ?」
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