思わぬ展開

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呼び出した彼女を抱いても、俺の頭のモヤは消えなかった 彼女を抱きながら、姉貴の事を考えていた 「渉くん、いつもと違う♪」 なんて言われたりして…… もう自分でもワケわかんねぇ 「ねぇ、このスエット着てもいーい?」 彼女が姉貴が昨日着てたスエットを指さす 「あ、それじゃなくてコッチ着て」 なんとなく、それを着られるのが嫌だった 「ね~、遊園地行きたぁ~い♪」 「ってかお前、ちゃんと高校行ってんの?」 「渉くんがそんな事言うの珍しいね(笑) 心配してくれてる?!」 そんなんじゃないのに喜んでるし まぁ、そう思わせてた方がラクだから否定しないけど 「卒業したら渉くんと一緒に暮らしたいなぁ♪」 そう言いながら抱きついてくる 「…考えとくわ…」 「わ~い♪」
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