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「ね…今夜泊まってもいい…？
こんな顔、お母さんに見せられない……」
「いいけど…」
「ごめんね……」
また姉貴が謝る
そして必死に涙を堪えているのがわかった
どんどん俺の胸が締め付けられていく
俺は姉貴をそっと抱きしめた
驚いた様子の姉貴
「こうしていれば泣き顔見えないから
だから我慢しないで泣いていいよ、、、」
その言葉で姉貴の涙が溢れ出した
もう誰にも泣かせない
俺が姉貴を守る
『その涙と一緒に悲しみも飲み干したい』
そう思ったんだ
こういう気持ちを人は皆、恋と呼ぶなら
俺は姉貴に恋している
もう常識なんてどうでもいい
理屈なんていらない
姉貴を……
果歩をずっとこの腕に抱いていたいよ………
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