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「え~いいじゃん!
年上のお姉さん合コン♪」
おいおい、智也まで何を言い出すワケ?
「なんでウチの姉貴繋がり?別で探せよ」
「だって年上あんまり知り合いいないし~
渉の姉ちゃんに手出さないから!」
「俺、年上興味ないから嫌だ」
「渉は年下かタメばっかだもんね~」
智也が頷きながら言う
「俺、今年上ブーム!!」
健太が手を挙げる
「健太はワガママだから年上がいいかもね~」
智也、キミは何物ですか?!
「ぜっったい無理だし!!」
「渉のケチ~」
何を言われてもお断りだっつ~の!
姉貴に合コン頼むなんて、マジありえねぇ!!
俺は盛り上がってる二人を置いて、トイレに向かった
すると、入り口に見覚えのある顔………
姉貴じゃん!!
なんでこんなトコで会うんだよ?!
しかも、あの話題の後でっ
俺は姉貴に見つからないようにトイレには行かず、席に戻ろうとした
「渉っ!!」
背後から姉貴の呼ぶ声がした
見つかってしまった、、、
しょうがなく振り返る
「おぉ」
「アンタ何?飲んでんの?!子供のクセに~」
「は?!何言っちゃってるワケ?!
俺はもうハタチになってますから!
お前も1歳年くっただろ」
バシッ!
姉貴が俺の頭を叩く
「お前とか言うなっていつも言ってるでしょ!
お姉ちゃんって言いなさいよ、お姉ちゃんって!」
あ~、ウザい
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