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姉貴の後輩3人と、俺達で合計7人の大人数の飲み会になってしまった
俺は姉貴から一番遠い席に座る
「ねぇ、渉くんって彼女いるの?」
俺の隣は絵美さん(23歳)
化粧品の販売員だけあって、バッチリメイク
「いますよ」
わざと姉貴から離れた席に座ったのに、姉貴が気になってしまう
姉貴は智也の隣
つ~か、近すぎじゃね?!
「え~、彼女いくつ??」
「18」
「きゃ~!わっか~いっ」
そこ、盛り上がるトコなの?!
「ねぇ!渉くんの彼女18だって!!」
絵美さんは隣の洋子さん(たしか23歳)に話を振る
「渉はロリコンっすよ(笑)俺は断然年上派ですけどね♪」
健太が自分アピールに俺を使う
ま、いいけど
「渉くんは年上ダメなの?」
絵美さん、食いつくね~
彼女いるって言ってんのに
「年上ダメっていうか、口うるさい人がダメなんで…
口うるさいのはあの人で間に合ってますから」
そう言って姉貴の方をチラっと見た
なぜか姉貴は智也の二の腕を触っている
何やってんの?!
「姉貴、彼氏に言いつけるぞ!」
「は?!
そんな事で怒ったりする人じゃありませんから~
智也くんすごい筋肉なんだよ~!
びっくり!
さすがドラマーって感じ♪
渉も少し鍛えたら?
アンタ細すぎっ」
「姉貴もちょっと鍛えたら?二の腕パンパンだし」
「なにぃーっ!!
本当にかわいくないコだねっ」
「まぁまぁ(苦笑)」
智也が仲裁に入る
「果歩さん、全然パンパンなんかじゃないですよ
俺、女の人はやわらかそうな方がいいなぁ~」
「智也くん、いいコだね~♪
渉と取り替えたいよ」
「俺、お姉さん欲しかったんですよ~」
もう、勝手にしろよ……
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