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歩いていくうちに茶屋が見えてきた。
十四郎「おっ茶屋かぁ、さっき休んだが一杯貰ってくか」
そして茶屋へと向かった。
お婆さん「いらっしゃい」
気品なお婆さんが出迎えていた
十四郎「茶を一杯、おっ団子もあるのか、じゃあ団子二本くれ」
お婆さん「あいよ」
一時してお茶と団子を持ってきた。
お婆さん「はい、お待たせ」
十四郎「どうも、いただきます」
お婆さん「ところで、浪人さんみたいだけど、何処からおいでで?」
お婆さんが不思議そうに聞いてきた。
十四郎「あぁ、俺は江戸から旅をしてまして」
お婆さんは驚いた表情でこう言った。
お婆さん「まあ、随分と遠くから来たんだねぇ、さぞかしお金も掛かるでしょう」
十四郎「まあそうですが、自分たんまりと金がありますんでね」
十四郎は自慢気に言った。
それを奥の席でその話を聞いていた二人組の男達がいた。
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