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十四郎「ったく変な日だぜ今日は、さてお婆さんお勘じょ‥ってうわっ!!」
そこにはさっきまでと違う険しい表情をしたお婆さんが短刀を突きたてていた
十四郎「どういうつもりだ!婆さん!!」
婆さん「けっけ、金がたんまりあるんだろ?さあ置いてきな!」
もう気品のかけらもなくなっていた
なんてこった、十四郎はそう思いながらどう切り抜けだすか考えていた
十四郎「なぁ婆さん、こんなことしていいと思ってんのか!」
婆さん「わたしゃねぇ茶店よりこっちが本業なんだよ!」
十四郎「そうやって客から金を盗っていたってのかよ、ずる賢いっていうか」
十四郎は平然と言った
婆さん「何度でも言いな!こっちは連戦連勝なんだよ、あんたのも勿論貰うよ」
手出し出来ない十四郎、すると空が薄々と紫色へと変わっていった
十四郎「ん?急に空が紫に・・・・」
婆さん「なにぶつぶつ言ってンだい、ほれさっさと渡しな」
強情な婆さんだったが紫色の空からもやもやと何かが見えてきた
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