新しい仲間

3/4
前へ
/7ページ
次へ
「次はお前だ、とっとと行きな」 ビィトを振り返り 親指を海へ向け促す しぶしぶ立ち上がるビィトに ブルータスが話しかけた。 「ビィト、先ほど潜った時にかサメが横切るのが見えたのだ、気を付けた方がよいぞ」 「な、な、サメだと 嫌だー行きたくないー」 「うるさいね、シェル」 「はい、船長」 名前を呼ばれたのは『シェル』船員の一人で半年前に仲間に加わった ビィト達が入るまでは一番新入りだった。 「アイツの片足にロープをくくりつけて、海にほおり投げな」 「了解しました」 「え?マジかよー ちょ ちょっとー 」 右足にロープを結ばれた ビィトは問答無用で 青い海にほおり投げられた 「ビィト、これをとってきな。」 そう言うとイサーナは、金貨を一枚海に投げた 「それとな、サメが来たら目玉をぶん殴れそしたら助かるかもしれないぞ」 海で オタオタ泳ぎながら 「ぶん殴れって、鬼ー」 シェルを見ながら 「じゃ、後たのむぞ」 海中で騒ぐビィトを尻目にイサーナは、船の舳先へと向かった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加