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「次はお前だ、とっとと行きな」
ビィトを振り返り 親指を海へ向け促す
しぶしぶ立ち上がるビィトに ブルータスが話しかけた。
「ビィト、先ほど潜った時にかサメが横切るのが見えたのだ、気を付けた方がよいぞ」
「な、な、サメだと 嫌だー行きたくないー」
「うるさいね、シェル」
「はい、船長」
名前を呼ばれたのは『シェル』船員の一人で半年前に仲間に加わった ビィト達が入るまでは一番新入りだった。
「アイツの片足にロープをくくりつけて、海にほおり投げな」
「了解しました」
「え?マジかよー ちょ ちょっとー 」
右足にロープを結ばれた
ビィトは問答無用で 青い海にほおり投げられた
「ビィト、これをとってきな。」
そう言うとイサーナは、金貨を一枚海に投げた
「それとな、サメが来たら目玉をぶん殴れそしたら助かるかもしれないぞ」
海で オタオタ泳ぎながら
「ぶん殴れって、鬼ー」
シェルを見ながら
「じゃ、後たのむぞ」
海中で騒ぐビィトを尻目にイサーナは、船の舳先へと向かった。
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