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『めい羅先代萩』
<メイボクセンダイハギ>
鶴喜代/10歳
江戸時代、四代将軍家綱の時代に起きた、奥州仙台・伊達五十四万石で起こった“伊達騒動”の史実をもとに描かれた作品だ。
吉原の太夫に入れあげた放蕩藩主・綱宗が隠居させられ、のちに伊達五十四郡の太守となったのが幼少の鶴喜代なんだ。
舞台でよく演じられるのは、この鶴喜代とその乳母・政岡、政岡の子・千松が登場する竹の間の騒動以降かな。
鶴喜代が暗殺されかけて、それを政岡が守るわけなんだけれど、この政岡は女形のなかでも最高の役どころと言われるほど、難しい役なんだよ。
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